2024年 お歳暮・冬ギフト特集 ●極上和本YM2977●〈御家〉入木道枝折（寛政12年）稀書往来物・筆道書 玉置伴直 稀書往来物・書道 和書

■〈御家〉入木道枝折（寛政12年）稀書往来物・筆道書 玉置伴直 稀書往来物・書道

【判型】特大本1冊。大正記念写真帖/大正5年/東京市の御大典法祝会/悠紀斎田の御田植式/主基斎田の御田植式/北京における蒙古僧侶/冬季の奉天市街/大隈内閣。縦287粍。とぼとぼ六十年　限１５０部　畦地梅太郎。

【作者】玉置伴直（茂八・栄長・筆華堂）書。正戸茂『経営心理学 応用篇 勤労意欲・モラール管理』昭和29年 丸善発売/広島工業経営学会刊 経営理論書。

【年代等】寛政12年3月刊。古山師重（古山太郎兵衛）『新板役者絵づくし』（全3冊揃）限定300部 大正10年米山堂 元禄時代『役者絵尽し』復刻版 野郎歌舞伎 元禄歌舞伎。［京都］柏屋喜兵衛ほか板。小林善八（小林鶯里）『小説豊臣秀吉』昭和11年 大京堂書店刊 初版本。

【備考】分類「往来物・書道」。兒島高德事蹟私考・児島高徳/尾形惣三郎/昭和3年/元弘の乱に後醍醐天皇に応じて挙兵・天皇が隠岐国へ流される時途中で天皇を迎えようとした。本書は、前半に「筆道教訓」、後半に「消息文」を収録した往来物・書道手本。唐衣橘洲『狂歌初心抄 完』寛政2年序 耕書堂刊 江戸時代和本。本書は、元禄16年刊『〈当用玉置〉初学往来（初学要集）』を始祖とするが、この元禄板は「消息文」「筆道教訓」「詩歌」から成る玉置流手本で、冒頭「消息文」に「新年祝儀状」から「献上品披露の礼状」までの17通（献上・拝領・拝命・着任など武家公私にわたる祝儀状・礼状・報告状その他書状）を載せ、続く「筆道教訓」は「入木之道多年御執心令感悦候…」で始まる長文で、天和2年3月に式部卿に伝授された筆法書（「御手本一段々々御習あるへき事」「字の勢分事」「筆遣肝要たる事」「古賢筆遣事」など7カ条と後文からなり、途中で本朝書道史にも触れる）、さらに巻末に『和漢朗詠集』等からの詩歌12編を付す。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　古文書　書状。以上の元禄板より「筆道教訓」の末尾「能書と被撰事」1条を割愛したほか、収録順序を「筆道教訓」「消息文」の順に改めたものが、江戸中期刊（［大阪］田原屋平兵衛板）『〈玉置〉筆海専要』である。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　　犬甘　甲冑之部　鎧着　　古文書。『〈御家〉入木道枝折』は、さらに『〈玉置〉筆海専要』巻末の詩歌を割愛して「筆道教訓」「消息文」のみにした改編本で、『〈玉置〉筆海専要』の版下を模刻したものと思われる。【洛座】明清名家書法大成 全八巻 本 初版 1993 定価 126,000円 ＜古本 呉昌碩 王鐸。なお書名は、西尾市図書館岩瀬文庫蔵本の原題簽による。松本楓湖編『日本画譜』（全2冊揃/木版画16枚）渡辺省亭 永峰秀湖 川端玉章 橋本雅邦 岸竹堂 小林清親 荒木寛畝 瀧和亭 菅原白瀧 跡見玉枝。

★原装・題簽欠・小虫補修・状態概ね良好。伊良子光信編 中川重麗校『金石図解 全』明治15年 村上勘兵衛刊 明治時代和本 銅版画口絵入 鉱石・鉱物類を図版入りで紹介。稀書（全国に所蔵数カ所（国文学研究資料館DB））。梁川星巌『星巌集』（全12冊揃）天保12年 河内屋茂兵衛他刊 江戸時代和本 漢詩文集 漢詩集。