2024-25 秋冬新作 ハイブランドの ●極上和本YM4715●父子訓（A：書袋付き・美本） 教育 教訓 文化8年 中村弘毅 和書

■父子訓A（中村弘毅・書袋付・美本）

【判型】半紙本2巻2冊。古山師重（古山太郎兵衛）『新板役者絵づくし』（全3冊揃）限定300部 大正10年米山堂 元禄時代『役者絵尽し』復刻版 野郎歌舞伎 元禄歌舞伎。縦225粍。小林善八（小林鶯里）『小説豊臣秀吉』昭和11年 大京堂書店刊 初版本。

【作者】中村弘毅（梅華・士卿・甫・小文次・幹之助・禎助）作。兒島高德事蹟私考・児島高徳/尾形惣三郎/昭和3年/元弘の乱に後醍醐天皇に応じて挙兵・天皇が隠岐国へ流される時途中で天皇を迎えようとした。

【年代等】文化4年11月、若槻敬（幾斎・義敬・子寅・源三郎・玄三郎・畏庵・寛堂・尊朱堂・楮園）序。唐衣橘洲『狂歌初心抄 完』寛政2年序 耕書堂刊 江戸時代和本。文化8年1月刊。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　古文書　書状。［京都］葛西市郎兵衛ほか板。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　　犬甘　甲冑之部　鎧着　　古文書。

【備考】分類「教訓」。【洛座】明清名家書法大成 全八巻 本 初版 1993 定価 126,000円 ＜古本 呉昌碩 王鐸。『父子訓』は、上巻「父之部」、下巻「子之部」から成り、父の心得（「慈」に集約される）と子の心得（「孝」に集約される）を併せて説いた教訓書。松本楓湖編『日本画譜』（全2冊揃/木版画16枚）渡辺省亭 永峰秀湖 川端玉章 橋本雅邦 岸竹堂 小林清親 荒木寛畝 瀧和亭 菅原白瀧 跡見玉枝。まず「父之部」では、父親たる者は「慈」、すなわち「子ををしへて、人の道をしれるまことの人」となすことが根本であり、武士なら忠義を励み文武に精通させ、農工商なら各々の家業に出精し、四民ともに父母への孝行、長兄への弟を守り、身を修め、家を保ち、後世に名を残すほどの徳行を身につけるように教育すべきであると述べ、以下、先祖の祭り、胎教、幼時からの教育（概ね『小学』による）、読み書き教育、択師（師を択ぶ）、学問の趣旨、算術教育、家業教育、学問と養生、教えざる親や財産のみを残す親の誤り、母の姑息の愛、父母が模範たるべきことなどを説く。伊良子光信編 中川重麗校『金石図解 全』明治15年 村上勘兵衛刊 明治時代和本 銅版画口絵入 鉱石・鉱物類を図版入りで紹介。また「子之部」では、子の教えの根本が「孝」、すなわち「よく父母に事(ツカウ)る」ことで、孝は「百行の本、万善の先」であると述べ、続いて、胎内に生を宿してから生まれ出た後も昼夜を問わず注がれた「撫育・愛養」の大恩は計り知れず、その報恩を少しでも怠れば不孝となると戒める。梁川星巌『星巌集』（全12冊揃）天保12年 河内屋茂兵衛他刊 江戸時代和本 漢詩文集 漢詩集。さらに、孝行の趣について縷々述べ、身体を損なわないこと、士農工商それぞれに道を尽くすべきこと、幼時の手習い・学問に励むべきこと、父母の心を我が心とし、父母の心を養うべきこと、妻帯後の孝行、孝の字義、父母死去後の葬祭・服忌など、「二十四孝」等の故事を引きながら孝行のあらましを詳述する。信濃國上水内郡南郷村未年浄土真宗宗門人別改帳。

★原装・題簽付・美本・書袋付。石田玉山『国姓爺忠義伝 前編』(全十三巻十三冊揃)文化元年 柏原屋源兵衛他刊 江戸時代和本 読本 絵本国姓爺忠義 中国史 浮世絵師絵入本。稀書（全国に所蔵数カ所（国文学研究資料館DB））。蕉風極秘傳　中花堂東川　寳暦四甲戌年　會津藩家老一瀬氏舊藏本。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、2冊揃いが、30,000円】。和刻本正史　漢書ニ　列傳下。