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茶道具　九代　楽吉左衛門　了入造　黒楽茶碗　仕覆付　共箱　V　7571
古伊万里染付蛸唐草文、磁器の中鉢です。中国　哥釉　葫蘆瓶　V　R6927E。\r\r中鉢の胴には目一杯に「蛸唐草（たこからくさ）」文が、その下の高台脇に向かう裾には連続する規則的な「コの字」文（名称？）が、また、見込みの縁には「四方襷（よもだすき）」文、底には「松竹梅」文が、手書きされています。唐物　明時代　呉須　赤絵　赤玉　盃　ぐい呑　杯　猪口　南京赤絵　明末　景徳鎮。\rネット上には、江戸後期〜末期の古伊万里磁器の中に、出品と同じ組み合せ文の染付蕎麦猪口が少なからず見られます。中国　陳建芳制款　紫砂　朱泥　急須　茶壷　V　R6878。出品の中鉢も同時期のものだと思われます。中国　哥窯　金絲鉄線　氷裂文　双耳瓶　C　7365E。\r\r「蛸唐草」文は、強い生命力、途切れなく伸びていく様子から「繁栄・長寿」を意味するとされています。茶道具　瀬戸焼　陣出窯　澤田酔云作　井戸風　数茶碗　十客　共箱　V　R7192B。「コの字」文は、単純そのもので裾に描かれ目立ちませんが、鉢をひっくり返すと、主の「蛸唐草」文を引き立てる効果的なコントラストであることが分かります。ウェッジウッド ビアンカ ラージ　ティーポット 英国製 容量1200m 2471。次に説明する「四方襷」文と同じ役割の日本（？）の文ではないでしょうか。中国 春月作 山水細密画 扁壷 瓶 高23.5cm。「四方襷」文は、器の主となる絵文様を引き立てる連続する背景文様とされますが、１４世紀中期中国の元時代の染付に用いられて以来、明時代には多用され、それが古伊万里などの背景地文に応用された、と説明。九谷焼　古九谷宮本窯　赤絵八郎手　福寿字文　酒盃　角福銘　V　R7257。\r「松竹梅」文は、それぞれ独立した植物ですが、松は長寿と繁栄を、竹は節度と強さを、梅は純粋と耐え忍ぶ心を象徴するとされ、古来、日本人の価値観や美意識の象徴として愛されてきた植物、と説明されています。九谷焼　九谷庄三造　青手九谷　山水花鳥文　鉢　時代箱付　M　R6997B。\r\r出品の染付中鉢のいずれの文も、吉祥を招く目出度さを彷彿とさせるものです。オールドノリタケ 金彩 翠地 ペディスタル カップ ソーサー。中鉢には、製造時に生じた小さな黒褐色の点（フリモノ）やピンホール（大の凹み）が所々に見られますが、貫入やニュウなどの傷はほぼありません。日本工芸会正会員 武腰潤 色絵 飾皿 管理K359 九谷焼 飾り皿。使用時に生じたと思われる汚れ、欠けやヒビなどの損傷はほとんど見られず、良好な状態の美品と言えると思います。中国　徳化窯白磁　刻蓮花文　浄瓶　V　R7252。\r\r大きさ（㌢）重さはおよそ次の通りです。江戸期　古伊万里　瑠璃釉蕎麦猪口　無傷本物保証。\r高さ６．７、高台０．４、高台径５／\r口縁外径１４．５、内径１４．３／\r重さ２１０㌘／\r\r出品の古伊万里の中鉢は、描かれた吉祥文もさることながら、中鉢としては肉厚の薄さが特徴的な染付磁器です。【柿右衛門】赤絵の伝統　日本の銘窯　人間国宝　十四代柿右衛門作　錦牡丹文　花瓶。汚れや損傷はほとんど見られず、良好な状態の美品です。茶道具　高橋道八造　黒楽茶碗　共箱　M　R7088。食卓に出す染付蛸唐草文の一鉢にどのような料理を盛り付けるか、思いを巡らしていただけると幸いです。中国　南京白磁　染付寿文　煎茶碗　五客　時代箱付　金継ぎ直しあ　M　R6911。