東京本所相生町生れ。北日本カトリック教会史―人物/教会/遺跡。江原兼吉の次男で本名辰五郎。現代法話集 1~3 全3冊揃。明治三七年高等小学校卒業後日本橋の東雲堂書店の店員となり、四一年店主西村寅次郎の養子となった。神智学の鍵 H・P・ブラヴァツキー著。文学ずきの彼は以後文学書肆として立つことを目ざし、四四年通称を陽吉と改めた。【洋書 英語】 Ninian Smart on World Religions (Volume1): Religious Experience and Philosophical Analysis /Ashgate John J. Shepherd。彼が出版した代表的な詩歌集には若山牧水の『別離』、石川啄木『一握の砂』『悲しき玩具』、土岐哀果『黄昏に』、斎藤茂吉『赤光』、北原白秋『思ひ出』『桐の花』、三木露風『白き手の猟人かりうど』など近代文学史を飾る秀作があり、また「創作」「朱欒ザンボア」「青鞜」「黒燿」「生活と芸術」「番紅花サフラン」「未来」「短歌雑誌」等、明治末期から大正初期にかけての文学を推進した諸雑誌があった。詩篇 (73-150篇) (新聖書講解シリーズ (旧約 12)) 石黒 則年。
歌人としての業績は、『都市居住者』(大5・7)『街路樹』(大8・4)『第一の街』(大13・7 紅玉堂書店)『晴れた日』(昭2・4 紅玉堂書店)『舗道の歌』(昭7・8 素人社書屋)『緑の旗』(昭14・3 作歌荘)など六つの歌集と、大正一一年三月東雲堂書店より発行した評論集『新社会への芸術』に集約される。一日一話 菜根譚講話。代表作は東雲堂書店の「生活と芸術叢書」の一巻として発行された処女歌集の『都市居住者』で、これには一九歳から二五歳にかけての七年間の作品三〇〇首が三行書きで収められ、「芸術も生活の一部」とする彼の、生活派歌人としての理念が実作として示されている。拂の世界。陽吉はまた第二歌集『街路樹』(東雲堂書店)の跋に、「予は専門の歌人にあらず、否、商人なり、商人たるべく境遇づけられたる予にも、人間生活に対する一片の詩情存す。Heresies of the high Middle Ages : selected sources <Records of western civilization>Columbia University Press。されば従つて予の詩眼の赴くところは、勢ひ我らの実際生活、社会生活にあり」と述べているが、こうした詩情が彼の歌風の特色でもある。于?国仏教史の研究。